アラサー女、珍道中

20代半ばを過ぎた美容大好き2次元オタク。最近2.5次元にも手を出し始めた。

【鬱経験②】自殺未遂と入院


こんにちは!結衣です。

では前回の語らせて頂いた「鬱になるまでの話」

 

nanabeauty.hateblo.jp

 

から引きつづき、「鬱になり自殺未遂をしてしまってからの話」をしていきます。

 

~2章 入院&鬱と診断~

※若干入院時の記憶はあやふやなところがあります

入院中…

 

とにもかくにも生きていた私は、最初に見つけた母が救急車をよび、そのまま運ばれました。

 

まず大きな病院に運ばれてから、精神科の病棟があるところに移動しました。

同じように精神的に病んでしまった人が入院しているところに、そのまま私も入院したそうです。

 

自分の意識がはっきりするまで、恐らく2日くらいかかりました。

 

 なんと恐ろしいことに、意識がハッキリしていなかったこの2日間、

自分では全く覚えていないのですが

突然暴れだしたり、よくわからないことをブツブツいっていたり、突然大声で泣き出したりしていたそうです…こわ…全然覚えてない…

たとえるならば悪魔に時々憑依されているかのような状態だったそうです…

 

自殺をしてしまったということもあり、おまけにベッドで暴れるし、入院を始めた頃は拘束具でベッドに固定されていたそうです。

(自殺して運ばれた人は、もう一度自殺しないようにするために拘束具でベッドに固定されることがあるそうです。)

 

この時、精神科の先生から私の家族に対して、「結衣さんは鬱病の状態です」とはっきり宣言されました。

 

そして、入院から2日くらいで、意識が少しづつ自分に戻ってくるような感じがしました。

最初は、プールの底の方にいるような感覚で、なんとなく光と人の気配は感じられて、遠くのほうでこもった人の話し声が聞こえてました。

 

自分の名前も思い出せて、何となくここが病院だというのも理解しました。

 

だんだんと、目を開いて、首を動かして周りの状況をみられるようになりました。

 

でも意識が自分に戻ってからも、あまり動けず、会話もしにくい状態でした。

自分が目覚めていることは認識していて、話かけられている内容も理解はできるのですが、タイムラグがあるような感じでスムーズには会話はできない状態です。

 

私が話に反応するようになり家族はワイワイと喜んでいたのですが、

私はまだ感情の起伏もないので、皆は何が嬉しいのかわからず、ボーっと虚空を見つめている…というような感じでした。

 

じわじわ時間とともに、自分が自殺したこと運ばれて今入院していること仕事が本当に辛かったことをゆっくり思い出してきました。

しばらく留守にしてた自分の精神が、時間とともに5%、10%、20%…と体にチャージされていき、

本来の自分の、性格通りの感情の起伏も戻ってきました。

 

不思議なことですが、意識がしっかりしてくると共に自分が生まれ変わったような気持ちになりました。

 

鬱の状態の時は、冷静な判断や、正常な判断が出来なくなっていたと思います。

何をしても自分が悪いような気がしますし、とにかく思考力がだんだん鈍くなるんです。

 

職場の上司から罵倒されることで、仕事を辞めてしまったら人生が終わる、という強迫観念を抱いてしまっていたような気がします。

何をしても不安、楽しくない、生きてる意味って?死んだほうがきっと良い。

そういう考えしか持てないんです。 

 

でも、私は入院してしまって、大袈裟ですが臨死体験のようなものを経験して

戻ってきたとき、自分の人生で一番大事なものってなんだ?って改めてふと冷静に考えられたんです。

 

私の人生で一番大事なもの、それは仕事じゃない。

嫌なら強引にでもやめてしまえ!会社や他人への迷惑なんて知らない!

 と突然、縛られていたような考えをやめることができました。

 

それまで私は、真面目に生きてきたほうだと思います。

人の目はとても気にするほうでした。人に良く見られたい。いい子でいたい。

そんな気持ちが強かったです。

でも死にたくなるほど辛いなら、頑張るのはやめようと思えたんです。

もう自由に生きさせてくれやー!!!と突然楽観的で元気な私が生まれました。笑

 

そこからは驚くほどのスピードで回復しました。

精神科の担当の先生に、「早く家に帰りたいです~」なんて呑気に言うようになり、

 入院食でカレー(謎の甘さ)が出てきて地味にテンションが上がったり、

じゃがりこ食べたいな…とかしょうもないことを考える余裕も出てきました。

 

 私の受け答えや、表情も普通になってきたころ、退院することができました。

入院していたのは一週間ぐらいだと思います。

 

 精神科・心療内科には通院してくださいと言われましたが、家に帰ることができてすごく嬉しかったのを覚えています。

 

当然ですが、ここまでコトが大きくなった為、その問題の会社にはもう行くこともなく退職をすることができました。

 

仕事も辞めて、自宅で数日間、いろいろ考えました。

鬱って、精神的な病気なので、ちょっとした考えで、ドンと落ち込むこともあれば

一気に復活することもあります

 

私は、

死んでしまったらすべて無くなってしまう、未来のことも考えられなくなる。

仕事を辞めたあとの未来も不安だけど、生きてさえいたら、どうにかできる。

と思うようになり、楽観的になれたんです。

 

一番の原因だった仕事が取り除けたことも大きかったと思います。 

 

退院してからも突然不安になったり、ぼーっとして動けないことはありましたが、

「死ななきゃいけない」という意識は、もうどこか遠くに行きました。

 

 

③につづく

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