【鬱経験③】鬱を寛解状態にするまで
こんにちは!結衣です。
今回で鬱の話は最後です!
前回で、「死にたくなるモード」は終わったと言いましたが
、
やはり退院してからも感情の波はあり、完全に元気モリモリ!というところまで、いきなりは治りませんでした。 (当然です。)
一番の気分の落ち込みの原因&きっかけとなった「仕事」「仕事関係の人づきあい」はなくなりましたが、鬱はそんなすぐにポンと治るものではありません。
ちなみに鬱病とは、病気ではありますが、完治というより寛解という言い方が適していると思います。
鬱を経験したことがある方はわかるかと思いますが、元気になったと思ってても、再び突然ガクンと気分が下がるときが再びやってきます。
原因があっても、なくても、突然気分の波はやってきます。
鬱状態になるならないは本人の性格や物事の捉え方によるところもあると思いますので、よほどガラリと性格か人格が変わらない限りは、完治(=2度とならない)という状態は難しいと思います。
でも大丈夫です。
少しずつでも状態をマシに、または現状をキープできれば、寛解状態になり、ずっと寛解状態でいることも可能だと私は考えています。
私も当時は、「もうこの先ずっと、このままローテンションなままで、仕事なんてできるんだろうか…」と思っていました。
ですが私は今現在、(多少の不調はたまにありますが)普通に生活し、週5で正社員として人前に立つ仕事をしています。
今回は、私が鬱を抜け出すために取り組んだことをまとめて具体的にお伝えします。
※あくまで私自身の経験です
目次
①とにかく無理しない・頑張らない
鬱になりやすい人は真面目な人が多いそうです。
要は真面目ゆえに、考えすぎてしまう。
人によって物事のとらえ方はそれぞれで、真面目なのはいい事ですが、
何か体調や精神に異常が出ているなと体感できるときは、頑張らないでください。
多少だらしなくっても、仕事で失敗しても、誰かに迷惑をかけてもいいんです。
私の場合は、とにかく一度フッと力を緩めて、「まあ、いいか。適当で」と自分に言い聞かせてました。
家事であったり、人間関係であったり、仕事であったり、恋愛だったり、生きてると色々と気を張ることがありますよね。
でもとくかく無理しない。嫌なものは嫌。ちょっと休ませて。そんな感じの省エネモードで過ごすようにしていました。
②徹夜してもいいので生活リズムを普通の人と揃える
これは本当に大事です。
鬱状態になってくると、夜眠れなくなったり、朝動けなかったり、リズムが本当に狂ってしまうんですよね。昼夜逆転なんてこともあると思います。
ですが、これは本当によくないみたいです!
- 単純に身体に悪い(精神の健康も大事ですが、身体も健康じゃないと鬱の状態は良くなりにくいです)
- 日の光を浴びる時間が減る(これが意外と精神的にクる)
- 昼夜逆転生活をしていると、普通の人の生活リズムから外れてしまっているため、人と話す機会・会う機会が減り一人で考え込んでしまう時間が増える
- ”生活リズムが狂ってしまっている”という事実にストレスを感じてしまう(真面目ゆえ)
私は眠れないなら無理に眠ろうとせず、徹夜してしまって、次の夜に無理やり眠れるようにしてました。
「夜は眠らなきゃ…夜は眠らなきゃ…」ということにすら、一生懸命になってしまって、これもまたストレス!という感じだったので、ここで①の応用。
「寝れないものは仕方ない!そういうときもある!今日は徹夜しよう。明日は夜眠れるといいな~。」と考えるようにしました。
私は鬱の時、眠れない日がふえて「なんでこんなに眠れないの…?」とすごく不安に思いながら夜を過ごしていました。
ですが退院し、なんとなく考えを変えてからは、「今日は起きておくか~、一晩中起きられるから時間はたっぷりあるぞ〜、何かしてみようかな?」と深く考えずに気楽に徹夜してました。
午前中に起きて、夜眠れるようになると、自然と生活リズムが人と揃いやすくなりますよ。
③考え込む時間を減らす
鬱状態になると、考え込むことが増えて、不安になったり、負のループに入ってしまうことが多かったです。
そして、だんだんと自分に自信がなくなってきたり、死にたくなってきてしまうんです。
だからもう、とにかくひとりで考え込むことがなくなるように努めました。
具体的には、
- (興味がなくても)映画やyoutubeを見る
- (興味がなくても)ゲームをする
- (興味がなくても)本を読む
ちなみに上記はすべて、ファンタジーもの・現実味のない内容のものがいいと思います。
(現実味のあるものだと、見てる途中で何かの内容がきっかけで、考え込んでしまう事や、自分が体験した嫌なことを思い出す事があるかもしれません。だから私は避けていました。)(特に仕事頑張る系の映画は地雷中の地雷)
動くのもしんどいとき・やる気が出ないときって、これらのことをやろうとするのにも、異常に精神力を使います。
なので、本を本棚から出すのに30分かかってもいいです。読み始めるまでに、1時間かかってもいいんです。
本を読むことが目的ではなく、一人でネガティブに考え込む時間を少しでも減らすことが目的なのです。
何時間、何日かかってもいいから、本を1冊読み切ってみてください。
正直、気が散ってしまったり、理解するのにすごーく時間がかかることもあるかもしれませんが、そんなときは、すごーーーーく時間をかけてゆっくり読んでみてください。
本が難しければyoutubeで犬の動画でもボーっと見て可愛いな…と思うだけでもいいです。
その時間分、マイナスなことを考える時間は減ったはずです。
そしてそのうちいつか、読んだ本や見た動画を面白かったと思える余裕も出てくるかもしれませんしね。
時間を使う方法って他にも色々あるとは思うのですが、わたしは「自分があまり動けなくても時間を使えて、ぼーっと楽しめるもの」として上記3つがお気に入りでした。
④なんでもいいから食べる
飲むだけでもいいです。
手が動いたらとりあえず1日1回でも口に食べ物をいれてください。お菓子でもいいです。コンビニ飯でもいいです。
とにかく、サプリや薬だけじゃなく食べ物を食べられるようにしてください。
少しずつでも、大丈夫です。サプリや点滴で得られる養分は、口から取り入れる養分よりはるかに少ないです。
食べないことは、身体の不健康と同じくらい、精神の不健康にもつながります。
そして、少しでも前よりご飯を食べられるようになったら、自分で自分を盛大に褒めてあげてください。
「ご飯食べれた!!!!私って天才!!!!!!」
これくらいの勢いでほめてください。
⑤SNSやLINEなど、必要最低限以外は見ない・やらない
SNSやラインは、嫌でも他人の情報が入ってきやすいです。
そしてほかの幸せな人と自分を比べてしまったり、ほかの人生が上手くいってる人を妬ましく思って落ち込んでしまったりしてしまいます。
人生を他の人と比べる必要は何もありませんので、見る必要はないです。
鬱の時は、なにより自分のことを大事にして、他人のことは気にする必要はないです。
少し連絡を切ったくらいで離れていく人は、ほっとけばいいんですよ。
何歳になっても新しい出会いや、親しくなれる人との出会いは現れます。
この5つを意識するようにして過ごしていると、私は気分の激しい落ち込みも少しづつマシになってきました。
いち個人の意見としてですが、参考になりそうでしたら、ぜひ少しづつでも実践してみてください。
※動けないくらいの状態なら、何より先に病院に行ってほしいです。